※敬称略
開催日:8月17日(日)〜18日(月)
宿泊先:吉祥寺エクセルホテル東急
宿泊者限定!AFJオリジナルグッズ付き&1DAYパス付き!
ANIME FANTASISTA JAPAN 2025
2025年8月16日(土)〜17日(日) 10時開場
吉祥寺 エクセルホテル東急 7F 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-4-14
入場無料/イベント一部有料
公式サイト:anime-fantasista-japan.jp
公式X:@afj_fantasista
後援:武蔵野市、武蔵野商工会議所、武蔵野市観光機構、武蔵野市民社会福祉協議会、武蔵野市商店会連合会、吉祥寺活性化協議会
協力:アニメノムサシノ、武蔵野市内のアニメーション制作会社
協賛:武蔵境自動車教習所、Beyond C.
主催:ANIME FANTASISTA JAPAN 実行委員会
©︎ANIME FANTASISTA JAPAN 2025
「ANIME FANTASISTA JAPAN 2024」の第1日目のトークプログラムでは、レジェンドアニメーター・井上俊之さんを大きく取り上げています。ここでは登壇者を代表してそんな井上さんに、本イベントについての率直なご意見をうかがうとともに、各トークプログラムとそのご登壇者についての印象を語っていただきました。「ANIME FANTASISTA JAPAN 2024」をより楽しむための手引きとしてご活用ください。
アニメ・ファンタジスタと「SAKUGA 描く人」
――「ANIME FANTASISTA JAPAN 2024(AFJ24)」の最大の特徴は、IPやキャラクターといったマーケットの領域を支える制作者たちと、クリエイティブの現場である制作会社にフォーカスしたアニメ系イベントである点です。本イベントでは、そんな現場の制作者たちを「ANIME FANTASISTA(アニメ・ファンタジスタ)」と命名し……。
井上 「ファンタジスタ」というのは、どういう意味になるでしょうか?
――主にサッカーの世界で用いられる、「高い技量と創造性を持ったスーパープレイヤー」に対する“賛辞”の言葉でしょうか。
井上 そうですよね。かなり特別な人を指す言葉だと思うから、僕程度が「ファンタジスタ」と呼ばれるのには違和感がある。
――もちろん、井上さんはご自身のことを“職人”とご謙遜されていることは知っていますが……。
井上 だから「アニメ・ファンタジスタ・ジャパン」の特集で、『井上俊之の作画遊蕩』(KADOKAWA、2024年)を取り上げるなんて言われると「人選間違えてないか?」と思う(笑)。
――ただ、そうした現場の制作者たちこそが、アニメーション作品の魅力を創り上げてきた真の功労者であり「ファンタジスタ」である、というメッセージは「AFJ」の柱で、これまでの日本のアニメ系イベントからは抜け落ちがちだったテーマだと思うんですね。
井上 確かに海外にはそういう文化が根付いてますからね。日本のアニメーターが、トークショーなりサイン会なりで海外のアニメイベントに招待されるというのは昔からよくある。今年、押山(清高)くんがアヌシー(国際アニメーション映画祭)に行ったときも、アニメーターなど個々の制作者に対するリスペクトを感じたと言っていました。海外では国からの支援や助成も多いし、ファンも熱心で日本だとそうそう聞かれることのないような踏み込んだ質問が寄せられる、と。この話は、僕が海外のアニメファンや研究者と接する中で受けてきた印象とも近い。
――日本国内を振り返ると、行政の政策に対しても、最も支援すべきはずのクリエイティブの現場や制作者たちに対して十分には目を向けて来なかったのではないか、という声も聞きます。また「映画祭」のような場であっても、「作家」として取り上げられるのは、実写映画の慣習に倣い「監督」が中心となっている。
井上 TAAF(東京アニメアワードフェスティバル)には僕のようなアニメーターもよく呼ばれるし、各セクションに対する顕彰もあるけど、そこだけに特化してるわけではないですからね。
――もちろんそれぞれに独自の意義がある中で、現場の制作者たちと、その仕事への賛辞をテーマに掲げたアニメ系イベント、ことに“武蔵野市”という自治体が後援するそれは、長年求められていながら実現されてこなかったものだと思うんですね。その意味で、既存の政策や映画祭を補完しながら協働していけるイベントに育っていければいいなと願っています。
井上 「アニメスタイル」なんかが阿佐ヶ谷の地下(Asagaya LOFT A)でやってきたことを、自治体が支援するというところに意義があるというのはわかる。
――実行委員会をご後援いただいている武蔵野市や武蔵野商工会議所・観光機構・市民社会福祉協議会は、これまでも「吉祥寺国際アニメーション映画祭」や「アニメノマンガノムサシノ」というイベントを主催・協賛されてきました。また武蔵野市は、多数のアニメーション制作会社が存在するコンテンツ産業の集積地でもあります。そんなアニメに寄り添ってきた街・武蔵野市で、市内にある多数のアニメスタジオさんにご協力いただくことではじめて「AFJ」は成立しました。
井上 だから今の日本にあるべきイベントだというのは同意できるんだけど、やっぱり僕が「ファンタジスタ」と呼ばれるのは引っかかるんだよなぁ(笑)。何度も言うようで悪いんだけど、「ファンタジスタ」というのはそれこそ宮崎駿さんのような存在を指す言葉だと思うから。
――井上さんはかつて、武蔵野市の架空の制作スタジオを舞台とした『SHIROBAKO』(14-15年)で、ベテランアニメーターが劇中で描く馬のシーンの作画を担当されましたよね? あれこそまさに、昔の人だと軽んじられていた職人的な老アニメーターが、実はファンタジスタだった、という物語だったと思うんです。
井上 ……まあ、そうとも言えるでしょう(笑)。
――『SHIROBAKO』では他にも、個々の制作者たちの創意工夫が数多く描かれていました。そのように現場における一制作者の方々が、実はアニメ作品に魅力を吹き込む誇らしい仕事をしていて、その輝かしい創作活動への賛辞として、「ファンタジスタ」という言葉が捧げられているのですが……。
井上 う~ん。まあ確かに、僕が業界入りしたときに、森康二さん【注:『SHIROBAKO』のベテランアニメーターのモデルの一人と目されるレジェンド】たちに対してそう感じていたように、もう年齢的に若手からそう見られる立場なのは仕方なかろうと思うので、強くは否定しませんが……。
――その意味でも、第1回となる今年の特集として、監督や作品のコアメンバーとしてではなく、あくまで一アニメーターとして今なお現場に立ち続けている井上俊之さんこそが相応しいと思うんですね。
井上 そうですか……。わかりました。今回に限っては、甘んじて受け入れることにします(笑)。
――お力添え大変にありがたいです。なお、今回のメインステージのテーマは「SAKUGA 描く人」と銘打っています。大前提として、美術や撮影、3DCGといった各セクションの制作者たちも、作画と遜色なく創造性に富んだファンタジスタであることはあらためて強調させてください。しかしにもかかわらず、第一回となる今回のテーマは、「SAKUGA 描く人」としました。それには『井上俊之の作画遊蕩』の刊行も含め、この夏、“描く人“をモチーフにした注目作が並んだという背景があります。
井上 『作画遊蕩』は置いておいても(笑)、押山くんの『ルックバック』(24年)やちなくんの『ファーストライン』(24年)が立て続けに公開されましたからね。
――ぽぷりか監督の『数分間のエールを』(24年)も、広い意味での“描く人”へのエールであり、ファンタジスタをモチーフにした作品でした【注:3DCG作品であるため今回のご登壇はないのですが後日、公式サイトにちなさんとの対談記事が掲載予定】。その意味でも、この2024年に「アニメ・ファンタジスタ・ジャパン」が立ち上がるということには、何か運命的なものを感じています。
井上 海外でも一時3DCG一辺倒だったのが、近年は“手描き“が復権してきてるでしょう? 日本でもここ数年で、“描く人“というか、“手描き”にしかない魅力のようなものの見直しが進んでいて、その一つの結果が出た一年のようには感じますね。
FEATURING 「ANIME FANTASISTA 」
――続いて8月11日(日)の井上さんがご登壇される「FEATURING 『井上俊之の作画遊蕩』」のプログラムについてお話をうかがわせてください。
まずは、STUDIO 4℃(武蔵野市)の初劇場作品『彼女の想いで』(95年、『MEMORIES』の中の一篇)をテーマにした、井上さんと今村亮さんの対談「『彼女の想いで』から考える」ですが、異色の組み合わせです。ただ以前、井上さんは『今村亮ラクガキ画集』(スタイル、2024年)を見て、その絵を高く評価されていました(https://x.com/181ino/status/1749009333193732110)。
井上 あの本はとてもいいと思いましたね。
――また同時に、今村さんも井上さんがキャラクターデザイン・作画監督を務められた代表作の一つ『彼女の想いで』を一番好きなアニメーション作品だと語られています(https://x.com/jusjusojus/status/1749025194935828783)。一見したところの作風は異なるお二人だと感じますが……。
井上 確かにそうなんですが……ただこれまでも、僕がいいなと思う絵を描く人から自分の絵も好かれる、という経験はたびたびあって。そういう意味では、僕が今村くんの絵に魅力を感じるということは、どこかしら通じるところがあるんだと思う。
あと今村くんがSNSに上げていた、一人全原画みたいなPVも非常に好ましくて(https://x.com/jusjusojus/status/1673271819414175744)。4コマ打ちの気持ちよさ、間を説明しないことの魅力に気づいてる人だと感じた。下手に説明的な中割りを入れてしまうくらいだったら、4コマ全原画のほうがいい。だから当日はコマ打ちの話なんかもできたらいいですね。
――なお、トークに先立つ本イベントの最初のプログラムでは、「LIVE SAKUGA」と銘打った制作実演を行います。そこでは『彼女の想いで』で実際に井上さんが描かれた作画監督修正を使って、不足していた動画を4時間かけて描き上げていただきます。
またSTUDIO 4℃さんの保管していた原画や作画監督修正、さらにはそのセルなどが、30数年の月日を経て登場します。当日はそれらの展示を行うだけでなく、物理的に“触れる”ことができる体験コーナーも「LIVE SAKUGA」内にご用意します。
井上 僕も『彼女の想いで』での自分の絵は久しく見てないですけど、本物の素材に触れられるのはいい経験になりますからね。セルも退色せずに残ってるなら、見れるうちに見ておいたほうがいい。
――井上さんも是非直接ご覧ください。そして8月11日(日)の二本目のトークプログラムが、押山清高監督と小島崇史さんとの「『フリップフラッパーズ』から『ルックバック』へ」。“描く人”をモチーフにした、FANTASISTAへの讃歌でもある『ルックバック』が話題を呼んでいる押山清高監督と、その初監督作であるStudio 3Hz(武蔵野市)制作の『フリップフラッパーズ』(16年)でキャラクターデザイン・総作画監督を務められた小島崇史さん、そして両作に参加されている井上さんによる鼎談プログラムです。特に小島さんがこうしたイベントにご登壇されるのは、今回が初となるのではないでしょうか。
井上 小島くんはアニメーターとしての能力の高さが際立ってますよね。画力、器用さや幅広さ、処理能力……それでいて記号的にもなり過ぎず、新しい描き方にどんどんチャレンジしてるように感じる。
――小島さんの仕事で気になったものはなんですか?
井上 『四月は君の嘘』(14-15年)や『フリップフラッパーズ』の仕事で注目するようになって、その後も『ドラえもん(のび太の新恐竜)』(20年)や『ONE PIECE』なんかで目覚ましい活躍をしてますよね。極めつけはサイエンスSARU(武蔵野市)の新作『きみの色』(24年)。まだ予告編しか観てないですけど、レベルの高さがひしひしと伝わってくる。
――押山監督についてはいかがですか?
井上 押山くんには、まずは“手描き“についての想いを聞いてみたいかな。僕は手描きアニメーションにしかない魅力があると信じてますけど、『ルックバック』もそういう作品だと思ったから。『ルックバック』で多用されている背景動画なんて、正確に描くだけなら3DCGを使ったほうがいい。でも、一部3DCGをベースに使ってるところはあるだろうけど、押山くんは本当はすべて“手描き”でやりたかったんじゃないか。“手描き”というアニメーションの根源的な魅力みたいなものを、どこまで自覚的に目指していたのかは聞いてみたいですね。
合わせて、もしもっと制作期間があったら、どこかに何かを足したいと思うのかどうかも気になる。仮に足したかったとしても、撮影処理を乗せようとは考えないと思うんだよね。
――絵の力だけで完成されている。
井上 本当にそう。原画の線を完成画面に残すという原動画制もそうだし、撮影処理を乗せて絵であることを忘れさせるのではなく、“手描き”の力を信じていいんだ、アニメーションの原点に還ってもいいんだという確信を、僕は『ルックバック』の完成映像を観てあらためて持つことができた。
あとはやっぱり、レイアウトキーポーズ制【編注:レイアウト時には「背景原図」と「キーポーズ(=最小限の枚数からなるラフ)」を補足的な言葉とともに描くだけの制作システムを指す、『井上俊之の作画遊蕩』で提供した造語】の話はしておきたいですね。押山くんはレイアウトラフ原制との両方を経験してきただろうから、それぞれのメリットとデメリットを、小島くんも交えて具体的に聞いてみたい。
アニメーションの理想像を目指して
――最後に、井上さんがご登壇されない、8月12日(月・祝振替)のプログラムについても、一言ずつ印象をうかがえるでしょうか?
はじめに「LIVE DRAWING」【注:取材時はまだ情報解禁前でしたが、西田達三さんがキャラクターデザイン・総作画監督を務めた、手塚治虫原作『火の鳥 エデンの花』(23年)のシネマコンサートが今年2024年の12月24日に武蔵野市民文化会館で開催されます。映画の上映に合わせてフルオーケストラが演奏するという豪華コンサートですが、このプログラムではその告知として、西田さんが『火の鳥 エデンの花』に関わるライブ・ドローイングを披露してくださいます】が披露された後、一本目のトークプログラムが、Production I.Gの黄瀬和哉さんとWIT STUDIOの亀田祥倫さんによる「ムサシノがつないだFANTASISTA TALK」。世代も作画スタイルも異なる、キャリア上の接点も薄いお二人が、“武蔵野市”という共通項の力で実現できた初対談です。お二方とも、『井上俊之の作画遊蕩』にもご参加いただきました。
井上 まず亀田くんについては、画面から出るあのすさまじいエネルギーですよね。あれ以上派手にできないんじゃないかというくらいの極限の激しさ。作品としては『鋼の錬金術師(FULLMETAL ALCHEMIST)』(09-10年)に最初に驚いて、その後の『ワンパンマン』(15)や『モブサイコ(100)』シリーズ(16・19・22年)もよかった。見事なものですよね。
――黄瀬さんはいかがですか?
井上 黄瀬に関してはやっぱり幅広さかな。それに、もういい年なのに衰えず、常に新しい表現を模索してるところ。『サイコパス(PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に)』(19年)でも、いまだにハッとするような絵作りをしてて。動きもそうですけど、主にセル画的な表現や影のつけ方がうまくて、パターンに陥らない新鮮な表現を見せてくれる。
そんなスタイルの真逆な二人だけど……もし黄瀬の作監回で亀田くんの原画が上がってきたらどうするかは聞いてみたいかな(笑)。実際見てみたい。実にうまいこと直すと思うから。
逆も気になる。黄瀬原画が匿名で上がってきたら、亀田くんはどう直すのか。また黄瀬だと知ったらどう直すのか(笑)。
――続くは、『化け猫あんずちゃん』(24年)の久野遥子監督にご登壇いただく「ロトスコープ」をテーマにしたプログラムになります【注:取材時はまだ、岩井澤健治監督のご登壇は調整中でしたが、オタワ国際アニメーション映画祭で長篇グランプリを獲得した『音楽』(19年)などの制作プロセスのご紹介と、久野監督との対談によって、ロトスコープの可能性を掘り下げていただきます】。
井上 久野さんはマンガ家(『甘木唯子のツノと愛』[KADOKAWA、17年])としても一流ですよね。独特の不可思議な世界観を持ってて、物語を作る力があり、かつ誰にも似ていない。絵も相当よくて、Aプロ(ダクション)っぽさがあったり、それこそ空間の描き方が3DCG的ではない。アニメーションをやるうえで大事な空間把握力が自然とそなわってて、マンガを見るだけでレイアウト能力の高さがわかる。
――久野さんのロトスコープに関してはいかがですか?
井上 ロトスコープの使い方がうまいと思う。単に輪郭線をなぞるんではなくて、実写から要素を抽出したような描き方になっているので。作り方としては、ロトスコというより実写参照に近いんじゃないかな?
僕はロトスコープはアニメーションとは別物だという考えだから、本当は久野さんが一からイマジネーションだけで描いた映像が観てみたい。でも久野さんの作品は、絵を描ける人がロトスコを手法として活用したものだと思うから、とても好ましく観ていますね。
――最後に劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉 』の山本健監督と『ファーストライン』のちな監督による「新時代の作画――美術・撮影・3DCG」。ともにアニメーター出身で、アニメーションMVを手がけたのち、2024年に初の劇場作品を発表した、90年代生まれの新時代若手監督同士の対談になります。ちな監督はまさにFANTASISTAをモチーフにした『ファーストライン』を手がけられましたが、山本監督もアニメーターデビュー当時は押山清高監督の薫陶を受け、その後Production I.G(武蔵野市)では黄瀬和哉さんの弟子だったりと、今回のプログラムを象徴する存在でもあります。
井上 山本くんとちなくんはまさに今をときめく若手の代表で、これから時代を背負っていく監督たちだと思いますね。そんな二人が、現状をどう思ってるのかは気になる。今のアニメのビジュアル、制作システム、作画のあり方。それらをよしと思っているのか、何か違うものを目指すべきだと思っているのか。
――ちな監督の『ファーストライン』からはカウンターの意識を感じますよね。『ルックバック』とも通じるビジュアル感覚。
井上 そうですね。流行とは意識的に違うものを出してきていて、そこはとても頼もしいし好ましく思える。ただ僕は単にカウンターを出せばいいと思ってるわけではなくて、特に若手には何より、自分の理想像を追求してほしいんですね。目指すべきビジュアルの理想像みたいなことについて、アニメーターとして、監督として二人がどう考えているのかは、話してほしいし聞いてみたい。
その意味で、このイベントが僕や黄瀬みたいなすでに名を成した人たちばかりでなく、久野さんや山本くんやちなくんのような、これから日本のアニメ界を担っていく人材が登壇する場になってるのは、とてもいいことだと思う。僕は未来に向けた話が聞きたいし、そういう人たちと議論が交わせるなら、意見を戦わせにまた出てもいいと思える。
押山くんや小島くん、亀田くんや今村くんのような今のアニメ界を背負ってる人たちもそうですけど、お互いに礼賛し合うだけではなくて、忌憚なく意見を交わし合う場になってほしいですね。
LIVE SAKUGA
入場無料
[プログラム紹介]
昨年、大好評をいただいたLIVE SAKUGAを今年も開催!STUDIO4℃の劇場最新作『ChaO』の原画を使い、現役プロアニメーターが動画の作画工程を生披露します。絵が活き活きと動くようになる様子をお楽しみ下さい。
吉田恵里香とアニメのシナリオ
[チケット]前売り¥2,200(税込)/当日¥2,500(税込)
URL:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2526659
[登壇者]
吉田恵里香、小黒祐一郎(聞き手)、司会進行(小林治)
[プログラム紹介]
連続テレビ小説「虎に翼」で注目を集め、アニメでは人気作『ぼっち・ざ・ろっく!』も手がけた脚本家・吉田恵里香。『前橋ウィッチーズ』での意欲的な仕事も記憶に新しい。どんな人物なのか、どんなことを考えて作品に向き合っているか。このプログラムでは吉田さん自身にスポットを当てて、お話をうかがいます。
[登壇者プロフィール]
吉田恵里香(よしだ えりか)
脚本家、小説家。ドラマ・映画・アニメで活躍。ドラマの代表作に「恋せぬふたり」「虎に翼」等、アニメの代表的な仕事に『ぼっち・ざ・ろっく!』『前橋ウィッチーズ』『TIGER&BUNNY』等がある。
今石洋之の25年
[チケット]前売り¥2,200(税込)/当日¥2,500(税込)
URL:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2526661
[登壇者]
今石洋之、小黒祐一郎(聞き手)、司会進行(小林治)
[プログラム紹介]
パワフルかつ刺激的な仕事でファンを魅了してきた今石洋之。出世作となった『フリクリ』から最新作『New PANTY&STOCKING with GARTERBELT』までの25年を一気に振り返っていただきます。彼の何が変わって、何が変わらなかったのか。そして、これからどんな作品を作るのか!?
[登壇者プロフィール]
今石洋之(いまいし ひろゆき)
監督、アニメーター。監督作品に『DEAD LEAVES』『天元突破グレンラガン』『Panty & Stocking with Garterbelt』『キルラキル』『宇宙パトロールルル子』『プロメア』『サイバーパンク: エッジランナーズ』等がある。
クリエイタートーク 前田真宏&本田雄
[チケット]前売り¥2,200(税込)/当日¥2,500(税込)
URL:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2526663
[登壇者]
前田真宏、本田雄、小黒祐一郎(聞き手)、司会進行(小林治)
[プログラム紹介]
監督としてデザイナーとして、第一線で活躍し続ける前田真宏。『君たちはどう生きるか』をはじめ、アニメーターとして数多くの作品で素晴らしい仕事を残してきた本田雄。二人が共に参加した『ふしぎの海のナディア』『青の6号』を中心として、今までの作品やこれからの仕事ついて語っていただきます。
[登壇者プロフィール]
前田真宏(まえだ まひろ)
アニメーション監督、アニメーター、デザイナー、漫画家。代表的な仕事に監督作『青の6号』『巌窟王』や、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』等がある。
本田雄(ほんだ たけし)
アニメーター。代表的な仕事に『君たちはどう生きるか』(作画監督)、『千年女優』(キャラクターデザイン、作画監督)、『電脳コイル』(キャラクターデザイン、総作画監督)、『新世紀エヴァンゲリオン』(作画監督)、等がある。
アニメータートーク 中村豊
[チケット]前売り¥2,200(税込)/当日¥2,500(税込)
URL:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2526665
[登壇者]
中村豊、小黒祐一郎(聞き手)、司会進行(小林治)
[プログラム紹介]
アクション作画の第一人者として活躍し続ける中村豊。国内外に多くのフォロワーを生みだしており、また、彼がアニメのアクションを変えたと言っても過言ではありません。今回は彼がどのように発想し、どのようにアクションを組み立てているのか、中村作画の「基本のき」について語っていただきます。
[登壇者プロフィール]
中村豊(なかむら ゆたか)
アニメーター。代表的な仕事に『僕のヒーローアカデミア』シリーズ、『カウボーイビバップ』、『エスカフローネ』、『ストレンヂア 無皇刃譚』、『鋼の錬金術師』、『ソウルイーター』、『血界戦線』、『コンクリート・レボルティオ 超人幻想』等がある。
アニメータートーク 亀田祥倫&前並武志
[チケット]前売り¥2,200(税込)/当日¥2,500(税込)
URL:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2529740
[登壇者]
亀田祥倫、前並 武志
[プログラム紹介]
『モブサイコ100』『犬王』『ワンパンマン』『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』など数々の作品でキャラクターデザインや作画監督を務め、そのアクションに定評のある亀田祥倫と、『葬送のフリーレン』『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』『勇気爆発バーンブレイバーン』などで実力を見せる前並武志。ふたりがメインスタッフとして参加する『真・侍伝 YAIBA』の作画の話を中心に、ここでした聞けないクリエイタートークを展開します。
[登壇者プロフィール]
亀田 祥倫(かめだ よしみち)
1984年生まれ。
『真・侍伝 YAIBA』キャラクターデザイン・総作画監督。主な参加作品は『モブサイコ100』シリーズ(キャラクターデザイン)、『王様ランキング 勇気の宝箱』(絵コンテ・演出・作画監督)、『犬王』(総作画監督)ほか。
前並 武志(まえなみ たけし)
1987年生まれ。
『真・侍伝 YAIBA』サブキャラクターデザイン・メインアニメーター。主な参加作品は『葬送のフリーレン』、『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』、『勇気爆発バーンブレイバーン』(メカニカルデザインも担当)ほか。
アニメーター・浅野恭司 ライブドローイング <アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』>
[登壇者]
浅野恭司
[プログラム紹介]
TVアニメ「進撃の巨人」、「SPY×FAMILY」などを手掛けてきた浅野恭司(WIT STUDIO)が、キャラクターデザイン・総作画監督を務めたアニメ『PSYCHOPASS サイコパス』(第1期)をライブドローイングで描き出す。緻密な線に込める感情の一瞬を、ぜひ間近でご体感ください。
[登壇者プロフィール]
浅野恭司(あさの きょうじ)
アニメーター・WIT STUDIO取締役。TVアニメ『進撃の巨人』『PSYCHOPASS』『SPY×FAMILY』に続き、2023年劇場版『SPY×FAMILY CODE: White』総作画監督担当。
浅野恭司&塩谷直義
[チケット]前売り¥2,200(税込)/当日¥2,500(税込)
URL:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2526754
[登壇者]
浅野恭司&塩谷直義
[プログラム紹介]
TVアニメ『PSYCHOPASS サイコパス』の世界を生み出した監督・塩谷直義と、その原点となる『PSYCHOPASS サイコパス』(第1期)キャラクターデザイン・総作画監督を務めた浅野恭司が登壇し、お互いの近作や、『PSYCHOPASS サイコパス』制作当時の話など、幅広いテーマでお話しいただきます
[登壇者プロフィール]
浅野恭司(あさの きょうじ)
アニメーター・WIT STUDIO取締役。TVアニメ『進撃の巨人』『PSYCHOPASS』『SPY×FAMILY』に続き、2023年劇場版『SPY×FAMILY CODE: White』総作画監督担当。
塩谷直義(しおたに なおよし)
1977年山口県生まれ。
Production I.Gにてアニメーターとして活動を開始。2005年の『BLOOD+』第3期オープニングアニメーションを手掛けたことをきっかけに演出家へ。2007年に『東京マーブルチョコレート』で初監督。2012年から放送開始した『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズでは全作品で監督を務めている。
映画「ChaO」青木康浩&小島大和
[チケット]前売り¥2,200(税込)/当日¥2,500(税込)
URL:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2526701
[プログラム紹介]
8/15公開の劇場アニメーション『ChaO』。アヌシー国際アニメーション映画祭で審査員賞を受賞した本作。長編初監督となった青木康浩監督と、キャラクターデザイン・総作画監督の小島大和に、今だから語れる制作秘話や創作の裏側、作品に込めた思いを語っていただきます。
[登壇者プロフィール]
青木康浩(あおき やすひろ)
アニメーション監督・演出家、アニメーター。2000年以降に絵コンテ・演出へ進出。『Amazing Nuts!』の一遍では監督を務め、初長編『ChaO』ではアヌシー映画祭で審査員賞を受賞。
小島大和(こじま ひろかず)
アニメーター。近年では『グリッドマン ユニバース』作画監督、『LAZARUS』サブキャラクター・総作画監督等を担当。長編『ChaO』ではキャラクターデザイン・総作画監督を兼任する。
山下清悟&沓名健一「Web系の挑戦 これからの挑戦」
[チケット]前売り¥2,200(税込)/当日¥2,500(税込)
URL:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2526668
[登壇者]
山下清悟、沓名健一、小黒祐一郎(聞き手)
[プログラム紹介]
Web系アニメーターはデジタルを駆使した斬新な作画で注目を集め、アニメ制作に革命を起こしました。Web系アニメーターの旗手であった山下清悟、沓名健一が今までの自分達の歩みを振り返り、今度の仕事について語ります。アニメーターとして挑戦的な仕事をしてきた二人が、次のステップで挑むものとは?
[登壇者プロフィール]
山下清悟(やました しんご)
監督、アニメーター。演出家としての代表的な仕事は『チェンソーマン』OP、『呪術廻戦』OP1、OP2、『王様ランキング』OP、『古の女神と宝石の射手』、『薄明の翼』等。『POKETOON』では総監督を務めた。注『POKETOON』の「E」は実際は機種依存文字。
沓名健一(くつな けんいち)
監督、アニメーター。『火狩りの王』OP1、『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』OP、『ぶらどらぶ』OPでは、演出と作画監督を務めた。OVA『堀さんと宮村くん』ではキャラクターデザイン、総作画監督等を担当。
◆アニメーションとしての「小市民シリーズ」トークイベント中止のお知らせ
8月17日(日)19:00より予定しておりました、アニメーションとしての「小市民シリーズ」は、登壇を予定しておりました神戸守様の体調不良により、出演ができない状況となりましたため、この回のトークショーを中止とさせていただきます。楽しみにしていただいていた皆様には大変申し訳ございませんが、ご了承のほど、何卒宜しくお願いいたします。神戸様の1日も早い回復をお祈り申し上げます。
なお、チケットに関しましては、下記にて対応させていただきます。
《前売りチケット払い戻しに関しまして》
【払い戻し対象者】
▪️アニメーションとしての「小市民シリーズ」1プログラムをご購入のすべての方
チケットぴあより払い戻しについてのメールが届きますので、そちらよりお手続きをお願いいたします。
店頭で直接ご購入いただいたお客様はご購入いただいた店舗での払い戻しとなります。
払戻受付開始日 8月18日(月) 10:00
払戻受付終了日 8月31日(日) 23:59
公演中止・内容変更による払い戻しについて
https://t.pia.jp/guide/refund.jsp
・・・・・・・・・・・・・・・・・
▪️「8/16&8/17 2DAY PASS」をご購入の方
▪️「8/17 1DAY PASS」をご購入の方
8/17イベント当日、7階受付にて1プログラム販売料金の¥2,200を現金にて払い戻しいたします。
※当日ご来場いただいた方に、現金での払い戻しのみに限らせていただきます。
なお、お問い合わせは下記へお願いいたします。
ANIME FANTASISTA JAPAN 2025事務局
info.afjapan@gmail.com
イベントへの参加を予定していただいていた皆様、誠に申し訳ございません。
ご理解のほど、何卒お願い申し上げます。
ANIME FANTASISTA JAPAN 2025実行委員会
場所:サテライトステージⅡ (ホテル7F)
7/16(土)11:00−16:00
タイトル:『ChaO』3Dライブドローイング
[プログラム紹介]
STUDIO4℃最新作『ChaO』に登場するロボットを題材にプロのCGクリエイターが3Dモデルの制作工程をライブで披露します。
森本晃司氏のデザインがどのように3Dになって動くのか、その制作の過程をじっくりとご覧ください。
7/17(日)11:00−16:00
タイトル:黒田友範 背景美術ライブドローイング
[プログラム紹介]
『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』背景美術などを手掛ける黒田友範(WIT STUDIO)が、日々の制作の一端を“ライブ”でお届けします。繊細な色彩と圧倒的な空間表現がどのように生まれるのか——。美術の世界が立ち上がっていく様子を、ぜひ至近距離でご体感ください。
[登壇者プロフィール]
黒田友範(くろだ とものり)
株式会社WITSTUDIO 美術監督/美術課課長。
代表作は 『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』背景美術などを務め、『THE ONE PIECE』では美術監督を担当する。また、WIT STUDIOの美術チームを立ち上げ、後進の育成にも力を入れている。
絵を動かしてみよう!
子どもも大人も親子もどなたでもご参加いただけます
参加費用:¥200/人
場所:ROOM Ⅱ(ホテル7F)
10:00 開場
11:00~/13:00~/15:00~/17:00~(90分/回)
【特別篇】
8/16(土)限定 19:00~20:30 アニメ業界志望者向け
[講師]
西野理惠
企画協力:ワコム ZOTAC Cybaba
[プログラム紹介]
アニメの現場で活躍するプロから直接指導してもらえる、貴重体験。
さぁ、絵を動かしてみましょう!
[プロフィール]
西野理惠
1985年アニメ業界に入り、1988年フリーの原画マンとして活動。
主な作品として『はれときどきぶた』『あたしンち』『毎日かあさん』『借りぐらしのアリエッティ』『ゾイドワイルド
最近では『劇場版 呪術廻戦0』『TV 呪術廻戦』『忘却バッテリー』『ライジングインパクト』『終末のワルキューレ』2024年12月20日公開 『劇場版 忍たま乱太郎』に原画で参加。
※事前予約はいりません
※お一人でもグループでもご参加いただけます
場所:サテライトステージⅠ/7F
公開:2021年
原作・監督・脚本:吉浦康裕
アニメーション制作:J.C.STAFF
© 吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会
<あらすじ>
景部高等学校に転入してきた謎の美少女、シオン(cv土屋太鳳)は抜群の運動神経と天真爛漫な性格で学校の人気者になるが…実は試験中の【AI】だった!
シオンはクラスでいつもひとりぼっちのサトミ(cv福原遥)の前で突然歌い出し、思いもよらない方法でサトミの“幸せ”を叶えようとする。
彼女がAIであることを知ってしまったサトミと、幼馴染で機械マニアのトウマ(cv工藤阿須加)、人気NO.1イケメンのゴッちゃん(cv興津和幸)、気の強いアヤ(cv小松未可子)、柔道部員のサンダー(cv日野聡)たちは、シオンに振り回されながらも、ひたむきな姿とその歌声に心動かされていく。
しかしシオンがサトミのためにとったある行動をきっかけに、大騒動に巻き込まれてしまう――。
ちょっぴりポンコツなAIとクラスメイトが織りなす、ハートフルエンターテイメント!
(上映時間:1時間48分)
公開:2021年
監督:渡辺 歩
アニメーション制作:STUDIO4℃
ⓒ2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
<あらすじ>
食いしん坊で能天気な肉子ちゃんは、情に厚くて惚れっぽいから、すぐ男にだまされる。
一方、クールでしっかり者、11歳のキクコは、そんな母・肉子ちゃんが最近ちょっと恥ずかしい。
そんな共通点なし、漁港の船に住む訳あり母娘の秘密が明らかになるとき、二人に最高の奇跡が訪れる――!
明石家さんまが、直木賞受賞作家・西加奈子の小説に惚れ込み、劇場アニメ映画として企画・プロデュース!
アニメーション制作は『海獣の子供』『映画 えんとつ町のプペル』のSTUDIO4℃。
船に住むちょっと訳アリな母娘の秘密が紡ぐ、笑って泣けてそっと勇気をもらう感動のハートフルコメディ。
(上映時間:1時間37分)
公開:2008年
監督:今石洋之
アニメーション制作:GAINAX
©中島かずき・今石洋之・プロジェクト「グレンラガン」
(上映時間:1時間53分)
公開:2009年
監督:今石洋之
アニメーション制作:GAINAX
©中島かずき・今石洋之・プロジェクト「グレンラガン」
<あらすじ>
これはまだ自分の運命に気づかぬ一人の男の物語――。
遥かな時間が過ぎ去った遠い未来。人類は地中深くに生存圏を見出し、そこに生きていた。時折村を襲う地震と落盤。人々の心は小さく凝り固まって何百年も息を潜めるように暮らしてきた。
そんな集落の一つであるジーハ村に二人の男がいた。一人は内気な少年・シモン。
もう一人は地上があることを信じて疑わない男・カミナ。二人の運命は、村の天井が崩れ去ったときに大きく動き出した。
崩れた天井と共に落ちてきたのは、顔が胴体の巨大なメカ・ガンメンと超電導ライフルを持った少女・ヨーコ、そして空から降り注ぐ太陽の光だった。
「やっぱり地上はあったんじゃねえか!」地上の存在を夢見ていたカミナの想いと共に、二人はヨーコを新たな仲間に加え、そしてシモンが掘りあてたメカ・ラガンに乗って遥かなる地上へと飛び出す!
(上映時間:2時間10分)
公開:2015年
監督:原 恵一
制作:Production I.G
©2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
<あらすじ>
百日紅(さるすべり)の花が咲く――お栄と北斎、仲間達のにぎやかな日々がはじまる
女浮世絵師・お栄は、父であり師匠でもある北斎とともに絵を描いて暮らしている。雑然とした家に集う善次郎や国直と騒いだり、離れて暮らす妹・お猶と出かけたりしながら江戸の四季を謳歌している。恋に不器用なお栄は、絵に色気がないと言われ落ちこむが、絵を描くことはあきらめない。そして百日紅が咲く季節が再びやってくる、嵐の予感とともに……。
江戸の四季を通して自由闊達に生きる人々を描く、<爽快>浮世エンターテインメント!
(上映時間:1時間30分)
OA:2010年
監督:山田 誠
制作:Production I.G
© Production I.G・アニマックス
<あらすじ>
徳川幕府に反旗を翻す、闇の集団が公儀転覆の画策で江戸の町に再び混乱を招こうとしていた。 いち早くその動きを掴んだ画仙道術の版元(十文字)は一門のひとり、墨屋紙朗(スミヤシロウ)を江戸に呼び寄せる。
その行く手を阻む、謎の男 ― 黒染源(コクセンゲン)。
文字を具現化する巨大な筆を振りかざし恐ろしい画獣を紙朗に向けて放つ。
紙朗の友人、紙巻(シマキ)は一門の新人、絵名(エナ)と共に事件の真相を探るべく不穏な空気漂う古寺を目指していた。
すべては黒染源の手の内にあることを知らない紙朗達三人の前に巨大な鬼の画獣が姿を現す——
(上映時間:24分)